正統派投資へのFX活用方法

投資信託、米国や日本の株式や外貨預金など正統派の運用を行っている方はおそらくFX(外国為替証拠金取引)は運用ではない。邪道、そんなものは破産への道。ハイリスク過ぎて触ってはいけないもの、投資ではなく投機とお考えの方が多いと思います。もちろん、パチンコなどと変わらない賭博のようにFXをしている人や、短期的な値動きに対して利益の積み重ねを試行するデイトレをしている方が多くを占めていることは事実です。(デイトレを批判するつもりはございません。)しかし、リスクをしっかりと管理した正しい使い方をするとFXを正統派投資に活用することができます。本日はその活用方法をお届けします!

外国為替証拠金取引(FX)とは

国や地域によって用いる通貨は異なり、その通貨間の換算レートは常に変動しています。外貨預金では円をドルやユーロ等の他国の通貨に換金して、その通貨で預金を行います。日本では現在、預金に利息がほぼ発生しないのですが、日本以外では通貨によって、利息が結構ついたりするので、銀行の窓口でも外貨預金をすすめられることも多く、聞いたことある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

外国為替証拠金取引では、外貨取引を行う事ができますが、実際に預けた日本円を他の通貨に換金しているわけではありません。他国の通貨を、買ったとしたら(or売ったとしたら)と仮定してその売買の結果の損益分が口座の金額にプラスされたりマイナスされるイメージになります。預けたお金を証拠金(担保の意味合い)として、取引を行える仕組みです。

為替レートというのは株式とは違い通常は大きく変動することはありません。ですので、預けた証拠金以上の取引をFX会社が許容しているのです。現在は国内のどのFX運用会社であっても証拠金の約20倍の額の外貨取引が出来てしまいます。これが、FXがハイリスクと言われる理由となります。一瞬で大きな利益を得る可能性がある一方で、一瞬で資産を半減させてしまうようなリスクもあります。良い面としては、外貨預金と違い実際に換金していないことから、実質的な取引手数料は非常に低いものになります。また、外貨預金のように実際の換金が伴わないので、円から見た他国通貨の売りから入ることもできます。これは、慣れていないとなかなかイメージしにくいかもしれませんが、損益のみを反映するFXの仕組み上このような事が可能となります。例を挙げますと、現在ドル円のレートが105円だとします。今後、円高になると予想する、つまり100円や95円になると思うのであれば、ドル円の売りを行い、円が高くなったところ(ドルが安くなったところ)で決済する事で利益を得る事も可能です。

このようにFXでは為替取引を個人が低コストで簡単に行うことができるツールと言えます。

利用法1 外貨預金の代替

前述の通り、FXでは預けた証拠金の約20倍の取引が出来てしまいます。そのような取引をレバレッジ(てこ)取引というのですが、これが、FXがハイリスクと認識される理由になります。しかし、この倍率は預けた金額に対する自分の通貨取引の数量ですので、自分で保有する数量を把握した上で、例えば倍率を1倍としてFXを利用するのであれば、外貨預金より低コストで外貨預金とほぼ同一の効果を得る事ができます。
外貨預金の魅力の一つは金利ですが、FXでも通貨を売買した二国間の金利の差について日々受け渡しが行われます。つまり日本のような低金利の国通貨を売り、米国のようにより金利の高い国の通貨を買った場合、実質的な金利を得る事ができます。これをFXではスワップポイントと呼びます。外貨預金とは違いこのスワップポイントはほぼ毎日付与されます。年率で換算されるものを1/365した小さな額が日々加算されるイメージです。

具体的に、三菱UFJ銀行で外貨預金をした場合とDMMFXを利用して同じ運用を行った場合のコストと金利部分を比較してみましょう。(2020年9月9日時点)

(ケース)日本円から米ドルに換金し1万米ドル(100万円)分の外貨預金を1年間行いその後日本円に換金した場合

※計算を単純にするため100円=1米ドルとして計算します。

①三菱UFJ銀行の場合

為替手数料部分:日本円から米ドル換算する場合に三菱UFJ銀行では米ドル片道25銭(窓口の場合は片道1円)の手数料が発生します。つまり往復50銭の為替手数料が発生します。100万円分ですので50銭×1万通貨=5,000円の為替手数料が発生します。

金利部分:2020年9月9日現在インターネットバンキング限定で米ドル1年物の外貨定期預金は年0.01%となっています。100万円分ですので、利息は100円発生します。

合計:5,000円の為替手数料がマイナス、100円の利息がプラスでトータル4,900円のマイナスとなります。為替手数料部分が大きすぎますね・・・。実際には1年で円に戻すことはなく長期間外貨で置いておくことでしょう。

参考:https://www.bk.mufg.jp/tameru/gaika/index.html

②DMMFXの場合

為替手数料部分:FXでは外貨に換金するわけではありませんので実質的には為替手数料は発生しませんが、売りと買いの金額の差(スプレッド)を実質的な手数料と考えますと、DMMFXのドル円のスプレッドは通常0.2銭(2020年9月9日確認)となっています。つまり1万通貨分ですので往復で20円です。外貨預金に比べると無いに等しいですね。笑

金利部分:こちらもFXでは厳密には金利は発生しませんが、通貨間の金利差を考慮したスワップポイントが日々加算されます。こちらは直近の9/9時点でドル円1万通貨あたり1日分で9円の付与がございます。つまり、9円×365日=3285円が実質的な利息分になります。

合計:20円の為替手数料部分がマイナス、3285円の利息部分がプラスでトータル3,265円のプラスになります。

参考:https://fx.dmm.com/

為替手数料の差はとても大きいです。

このようにハイリスクな運用ではなく外貨預金のようにリスクを抑えたレバレッジ取引ではない使い方をするのであれば、取引後特にメンテナンスせずにほったらかしておいても外貨預金と同じ効果をかなり低コストで享受できます。

とはいっても信用できる名の知れた銀行とFX会社では、なにかあった時の対応が違うのではないかと思いますね。しかし外貨預金は、よく言われる預金保護(1000万円プラスその利息までを仮に銀行が潰れても保証してくれる制度)の対象外です。またFX会社についても国内の会社であれば顧客から預かった資産については信託保全がなされており、FX会社の資産とはしっかりと分別管理されています。何かあったときのリスクはゼロとは言いませんが、銀行業界でも先行きがわからない金融機関が多く存在することを考えるとFX会社と銀行で、そのリスクが大きく変わるものではないと考えることもできます。

利用法2 現在の投資ポートフォリオのリスクヘッジ

投資信託で投資を行う場合では、同じ運用でも為替リスクを抑えたコースを用意した為替ヘッジあり投信というものがあります。ヘッジとは「リスクを回避する」という意味。例えば米国株式に投資する投資信託を購入した場合、投資家から集められた拠出資金は日本円から米ドルに換金された上で米国株式を購入することになります。円に換金するときは反対の取引を行う事になります。この投資信託を購入した場合の基準価額の値動きは、米国株式の値動きの他にドル円の為替レートの動きも反映したものになります。為替リスクヘッジとは、この値動きのうち為替の値動きによる影響を実質的に無くすことでリスクを低減させようという意味があります。通常ヘッジなしの投資を行った場合、円安になればほとんどの資産がプラスに、円高になればほとんどの資産はマイナスに動きます。このため複数の投資信託、株、外貨預金に投資をしても円換算で見たときには分散効果が全く働かないんです。

あとは、今後、為替が円高方向に動くと見込んでいるとして、実際に円高方向に動いた場合には海外株式が値上がりしても為替の影響によるマイナスを被ってしまいます。そのような目論見に対して為替ヘッジ活用することもできます。
投資信託では為替ヘッジありコースがあれば、そのコースを選択することもできますが、そのようなコースが無いこともあります。投資信託ではなく、海外株式や米国ETFに投資している場合には為替リスクを負っていることになります。
そこで、保有している投資信託や株式分の通貨を売り立てることで実質的に為替ヘッジを行う事ができます。具体例で考えてみましょう。

(ケース)100万円分米国株投信を買ったが今後の為替動向について円高の進行を見込んでおり、100万円分為替ヘッジを行いたい。

※計算を単純にするため100円=1米ドルとして計算します。

FXで100万円分、つまり1万通貨(100万円÷100円/ドル)を売り建てることで、
仮に投信が円高になったことでマイナスになっても、FX取引でプラスの利益が得ることができ、その損失部分をカバーすることができます。

複数のファンドや株を保有している場合も為替のリスクに晒されている金額を計算してその分にあわせた数量の取引をFXで行うだけです。この方法で。いつでもすぐに為替ヘッジ取引を行うことができます。


ただし、この方法には注意点があります。株や投資信託の損益とFXの損益は税制上の区分が違うため損益を通算できない可能性があります。利益の金額によっては確定申告は必要ありませんので、影響が無い場合もありますが、FXで得た利益を、株や投信で発生した損失と通算できない場合、発生する税金が大きくなってしまうこともあります。詳しくは税理士等の専門家に相談されることをオススメいたします。

加えて、為替ヘッジをするためのコストはFXで行う方がヘッジ付き投信を買うよりもコスト面で高くつく事が多いという事です。実際に通貨を売り立てた場合、FX会社がスワップポイントとして日々少額の手数料をFX口座から引き落とされることになるのですが、実際の2国間の金利差に加えて多少FX会社の手数料分が付加しているといったイメージになります。ですので短期的に為替ヘッジをするのではなく、長期で為替ヘッジ取引を行いたいのであればヘッジ付きのコースの購入をおすすめします。そもそもヘッジ付コースが無い場合や直接米国株式や米国ETFを購入されている方、短期間の為替ヘッジに検討しましょう。

まとめ

FXのイメージとは違う正統派投資への活用方法はいかがでしたでしょうか。ぜひ資産形成に役立ててください。特に外貨預金をはじめるよりは同じ数量のFX取引を行う方がオトクな場合がほとんどです。ぜひ比較して利用を検討してみてください。

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