投資で資産形成って必要なの?

みんなやってる?預金だけでいいんじゃないの?やらなくても困らないんじゃないの?実際のところ資産形成はなぜやった方が良いんでしょうか。疑問にお答えします!

するorしない、どれほど違う?

まず見ていただきたいのは下のチャートです。

こちらはS&P500というアメリカ株全体の動きを表す代表的株価指数の約30年間の値動きを表しています。基本的に右肩上がりのチャートを描いています。

チャートではわかりにくいですが30年前の1990年1月に329だったものが今年2020年1月には3225と約10倍に上昇しています。これを1年毎の上昇率(年率)で計算すると7.90%となります。アメリカ株に投資していたら平均的に1年間で7.9%増えてたということです。もちろん平均的にということですのでもっと増える年もあったし、マイナスの年もありました。でも7.9%ってすごいですよね。ただし、これからもこの成長率が続くとは限りませんし、アメリカ株でなく日本株だとこんなに高い成長率にはなりません。

投資をする理由を簡単に一言で言ってしまえば「長期で投資するのであれば、こんなにわかりやすく勝ちやすいとわかっている賭けに参加しない選択肢はない。」です。もちろん、短期的、個別銘柄への投資ではその限りではありません。

株式を購入し(投信を購入する場合でも間接的に)株主になることは、その企業のオーナーになるということです。営利企業であればどんな会社であれ、利益の拡大を目指し成長していくことになります。1企業の視点で考えても利益の出ている会社であれば「今年の利益目標は前年程度を目指します。」という企業はそんなに多くないと思います。基本的には前年度との比較でより成長していくことを目指します。前年度比+○○%の成長を目指すということです。

国単位の視点で考えてみます。GDP(国内総生産)指数は、国内で生み出した付加価値の総額を表す指数ですが、どこの国でも基本的には前年度比プラスで増えていきます。短期的には新型コロナウィルスの影響でマイナスとなっている部分もありますが、日本のような低成長国であってもGDPはプラス成長が続いています。株価が上がっていく理由は、ここにあります。企業は、新しい技術を生み出したり、創意工夫で価値のあるものを作ることで、常に成長を目指していきます。

預金でそのまま置いておくことのリスク

投資をせずに預金でそのまま銀行に預けておくことはどんなリスクがあるのでしょうか。

日本で生活している限り「円」という通貨で日々生活しており、私たちはそれを基準として考える事しか出来ません。預金として銀行にお金を預けていればリスクはないものと考えてしまいがちです。しかし、外国為替の交換レート(例えば米ドルと日本円)は常に変わってます。2011年9月には1ドル75円台でしたが、2015年には125円程度。4年間でドル換算した円保有資産の価値は約4割下がっています。これは預金でそのまま置いていた場合のリスクの一例です。為替レートは、海外依存の高い商品の価格であったり、海外に行かない限り実感することはないかもしれませんが、他にも、例えばコンビニで買い物してるときになんとなく物価の上昇を感じることはありませんか?昔はこの商品100円で買えたのになーとか。ここ数十年日本は大きく物価を上げてなく、デフレの期間もあっため感じにくいですが、世界的には物価は上昇していく傾向(インフレ)があります。一例を挙げると、日本でも1970年の大卒の初任給は39,900円でした。もちろん、当時は物価も安かったので、その金額でも手に入れるものは今の換算する39,900円よりははるかに多いです。

貨幣価値は下がっていくものと考えたほうが良いです。もちろん、物価が必ず上がり貨幣価値が下がっていくとは限りません。そのまま同程度の水準を維持する可能性もありますし、物価が下落していくデフレと言った現象もあります。しかし、現在、日本の中央銀行である日銀は日本の物価上昇率の目標を年率2%としています。達成できてはいませんが、中央銀行は物価上昇率2%程度が日本として望ましい水準だと考えているのです。そんな世界になれば、銀行預金にお金を預けているだけで毎年2%価値が目減りしていきます。貯金しているだけでです。

一般的に、物価上昇時には株式などのリスクのある資産の価格も上昇すると言われています。 貨幣価値のことを考えると、普通預金として銀行に預けておくことについて見え方が変わってきませんか?円の金額としては同じでもその価値は不変ではありません。そのような意味でも資産の一部を、資産形成として投資信託等で運用する事が必要だと言えます。

損をする可能性はどの程度ある?

とは言っても、暴落のリスクが怖いって思いますよね。今後も下がらないと言えないですし、買った瞬間に暴落することもないとは言えません。 過去のデータを確認してみましょう。先程のS&P500のグラフを再度掲載させていただきます。

100年に一度と言われた金融危機「リーマンショック」。

チャートからは読み取りにくいですが、暴落直前の高値は2007年10月で1549です。その後、2009年2月に684の安値をつけて、チャート上は反転していきます。そして、暴落直前の高値である1549を2013年3月に超え、直近2020年9月は3427となっています。

一番ひどい買い方として、暴落前の一番高い瞬間に買うというケースが考えられますが、売らずに持ち続ければ約6年後にはプラスに転じています。そして、そのまま持ち続けていれば2020年9月時点で2倍以上になっています。もちろん損益がプラスになるまでの6年間が短いとは決しても思いません。(経済環境も悪化する場合には、金融資産を換金する必要が生じるかもしれません。ですので、あくまでもすぐに必要にならない余剰資金で運用するよう言われるわけです。)

2020年2-3月のコロナショックでも大きく下げましたが、7月には暴落前高値を更新しています。短期的に大きく下げることは何度もありましたが、その後回復して上昇を続けてきたのが株式市場の歴史と言えます。

・どれくらいの人が投資をやってる?

結局みんなやっているのかどうか気になりますよね。2019年にGMOあおぞらネット銀行が実施した「ビジネスパーソンの老後資金に関する調査」の一部を転載します。

GMOあおぞらネット銀行「ビジネスパーソンの老後資金に関する調査2019」より一部転載
(https://gmo-aozora.com/company/report/20190911/)

男性の方がより資産運用をしている割合は高い傾向にあり、年代別にみると、年代が高くなるほど資産運用を行っている割合は高くなります。全体として41%の人が資産運用を行っています。思っていたより、少ない?でしょうか。若いほど資産運用を行っている割合は少ないのですが、どうせやるのであれば、早いうちから投資による恩恵を得る方が良いです。

ちなみに資産運用の内容については、一番多いのが株式投資で43.7%、次が投資信託で35.6%、3位が外貨預金で28.3%、となっています。この記事では、投資の必要性について説明させていただきましたが、どんな商品(株や投資信託)を買うべきか、についてはまた改めて別の記事で説明させていただきます。

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