MSCIジャパン(MSCIJapan)インデックスとは

国内株式の代表的な指数と言えば、「TOPIX」か「日経平均株価」です。国内株式を投資対象とするインデックスファンドでもこの2つの指数への連動を目指すものが大半を占めています。しかし、稀に国内株式に対応する指数としてMSCIジャパンインデックスや、MSCIジャパンインデックスのセクター別指数が使われているものがあります。今回は、このMSCIジャパンインデックスについて解説します。

「TOPIX」と「日経平均株価」

まずはメジャー指数である2つの指数について説明します。

各指数の定義は以下になります。

 

「TOPIX」・・・東証株価指数は、東証第一部上場株の時価総額の合計を終値ベースで評価し、基準日である1968年(昭和43年)1月4日の時価総額(当初数値は8兆6020億5695万1154円)を100として、新規上場・上場廃止・増減資・企業分割などにより修正され、指数化したものである。

(東証株価指数-Wikipediaより)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E8%A8%BC%E6%A0%AA%E4%BE%A1%E6%8C%87%E6%95%B0

 

「日経平均株価」・・・東京証券取引所が第二次世界大戦敗戦後再開した1949年5月16日時点での採用銘柄の単純平均株価176円21銭からスタートしたダウ式平均株価(採用銘柄の株価の単純平均を基準とし、その後の株式分割などを補正して計算する株価指数)であるが、2005年6月に算出方法が変わり、現在はダウ式ではない。 現在、東京証券取引所第一部に上場する約2000銘柄の株式のうち225銘柄を対象にしている。

(日経平均株価-Wikipediaより)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E7%B5%8C%E5%B9%B3%E5%9D%87%E6%A0%AA%E4%BE%A1

 

TOPIXが東証一部全体を対象としているのに対して日経平均は、東証一部のなかの代表的な225銘柄のみを対象としています。TOPIXが1968年と比較した現在の時価総額の大きさを表しているのに対して、日経平均は代表銘柄の株価の単純平均に修正を加えたものとなります。

 

 

「MSCIジャパンインデックス」の特徴

MSCI社のwebページにはMSCIジャパンの運用状況などの詳細について公表されています。最新のファクトシート(2019年2月末)によれば組み入れ銘柄数は323銘柄、時価総額加重指数なので組み入れ上位銘柄はトヨタ4.19%、ソフトバンク2.32%、ソニー1.86%と、TOPIXの構成銘柄でも組入れ上位にくる銘柄が名を連ねていて、構成は似ています。

(MSCIJAPANFactSheetより)

https://www.msci.com/documents/10199/b3ee6464-f705-4d65-81a0-d8756607cf9f

 

TOPIXの組み入れ銘柄のうち時価総額の小さな銘柄を除いた指数と考えていただいても間違いはないと思います。

MSCIジャパンインデックスは世界的な指数の組成企業であるMSCI社が作る指数であり、主に海外から日本に対する投資の際に用いられます。MSCI社の指数には、MSCIワールドやMSCIコクサイ、MSCIACWIなど日本から海外への投資に用いられている指数が多くありますが、日本から国内株式への投資を検討する場合には国内のメジャー指数で国内企業の提供するTOPIXや日経平均が用いられます。

 

ライセンス使用料の問題

指数への連動を目指すファンドでは、指数を組成している会社(指数プロバイダー)に対して使用料を収めることになります。この指数プロバイダーはTOPIXであれば東京証券取引所、MSCIジャパンであればMSCI社になります。ETFでは有価証券届出書で指数使用料が開示されているものもありますが、現在MSCIジャパンを目標とした投資信託はETFも含めありませんので比較することはできません。ETFで国内指数の代表的なものを確認するとTOPIXで上限0.030%、日経平均で上限0.025%程度ということは確認できます。これらのライセンス使用料がMSCI社のインデックスを積極的に使用しない原因になっている可能性はあります。比較できないのであくまでも推測です。

ETFでない公募の投資信託では、これらの費用を運用会社が負担しているので信託報酬に含まれていると考えて問題ありません。信託報酬のうち運用会社が受け取る分から運用会社が支払ってくれています。

 

まとめ

・国内で買えるETFやファンドは、そのほぼ全てがTOPIXか日経平均

・日経平均よりは分散されており偏りがないのがTOPIX

・海外から日本への投資でよく用いられるMSCIジャパンはTOPIXの組み入れ銘柄数を絞ったもの

・MSCIジャパンとTOPIXに指数構成上大差はない

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